- 捻挫・打撲

足をぶつけて痛みがあったので打撲したと考えていると実は捻挫であったり、あるいは足首を捻ったので捻挫したと考えていると打撲であったりするなどというようなことは、よく耳にするのではないでしょうか。

歩くと痛い、患部を押すと痛いという点では共通する捻挫と打撲は、実際には非常に区別するのが困難です。

捻挫も打撲もほとんど違いがないくらい腫れたり痛んだりしますが、痛みや症状には違いがちょっとずつあります。

捻挫とは

靭帯や腱といった軟部組織に強い力が働き、大きく腫れるなど損傷した状態が捻挫です。

骨に影響はないため、レントゲンでは診断が難しく打撲と混同されやすいものです。

捻挫を引き起こす原因として多いのは、ジャンプした後の着地や歩行時の踏み間違いによる間接的な外力です。特にスポーツを行っている人や、運動不足で久々に運動した人は捻挫をしやすい傾向があります。

打撲とは

筋肉や粘膜、皮膚組織に外から強い力が働き、損傷した状態が打撲です。

一般的に「打ち身」とも呼ばれ、筋肉や血管が傷づくことで炎症や出血が起こります。

人や物との接触によって起こることが多く、誰でも一度は経験しているかと思います。

捻挫と打撲の違い

大きな違いは損傷する箇所です。捻挫は関節、打撲は筋肉と考えてもらえれば違いがわかりやすいです。

捻挫と打撲に共通していることは、強い力が患部にかかって起きることです。

例えば、関節をぶつけた際に痛めると捻挫になり、筋肉が転んだ際に強くぶつかって傷ついて内出血が起きると打撲になります。

そして、怪我が酷い場合は、同じところに捻挫と打撲の両方が起きることもあります。

関節付近を怪我した場合は、関節を曲げ伸ばしした際に関節が痛まなければ打撲で、痛むのであれば捻挫です。

捻挫と打撲の症状

上記の通り捻挫と打撲は損傷する箇所が異なりますので、症状も異なります。

きちんとした診断を受けて、それぞれに対して適切な処置が必要になります。

捻挫の症状

捻挫の場合は、強い力が関節に加わって損傷することで、ほとんどの場合は強くぶつかったり、捻ったりする際になり、捻挫すれば痛んだり腫れたりします。

捻挫が酷くなれば内出血が起きて、青痣が打撲した際のようにできたり、靭帯を切断して痛みが歩けないくらい現れたりする場合もあります。

また、患部は炎症が起きて熱が出る場合もあるため、捻挫ということでも軽く見ないようにしましょう。

打撲の症状

打撲の場合は、筋肉が強くぶつかることで損傷するものです。

打撲すれば、ぶつかったところが内出血して青痣になる場合が多く、患部が赤くなったり、熱が出たりすることもあります。

捻挫・打撲の治療期間

傷ついた程度・傷ついた箇所によって、捻挫・打撲の完治までの治療期間は違ってきます。

また、年齢・性別、スポーツの種類、初めて傷ついたか、何回も繰り返して傷ついているか、などによって、回復するまでの期間は違います。

中等症の場合は、治療期間は3週間で、リハビリ期間は2週間~3週間です。

重症の場合は、手術がしばしば必要になります。

手術しない場合は、安静期間は6週間~8週間で、リハビリ期間は3週間~6週間です。

痛みがいつまで続くかということについては個人差もありますが、最低でも2週間は続く場合が多いです。

足の甲や足首など、下半身に痛みやしびれがある場合は数週間ほど松葉杖を使って歩行をサポートする必要もあります。

捻挫・打撲の応急処置

捻挫・打撲した際は、湿布をすぐに貼らないようにしましょう。

冷湿布は冷やす効果が確かにありますが、鎮痛成分の割合強いものも含まれているので、慎重に取り扱うことが必要です。

捻挫・打撲した際の応急処置としては、まず放置せずRICE処置を行うのがおすすめです。

RICE処置は、捻挫でも打撲でも該当します。

患部が捻挫・打撲で炎症していたり、腫れていたり、強い痛みが現れていたりする場合は、RICE処置が応急処置としておすすめです。

RICEというのは以下の文字をとったものです。

  1. Rest(安静)
  2. Ice(冷却)
  3. Compression(圧迫)
  4. Elevation(挙上)

Restは、痛みの箇所を動かさないで、包帯やテーピングなどで固定します。

Iceは、患部を保冷剤や氷などで冷却します。

Compressionは、包帯やテーピングなどで患部を軽く圧迫して、腫れの要因の内出血を止めます。

Elevationは、内出血や腫れなどを防止するために、心臓より高いところに患部を上げます。

このようなRICE処置によって、組織の腫れ、浮腫、むくみ、内出血が抑えられます。

内出血や痛み、炎症を抑制する効能が冷湿布にはあり、捻挫・打撲に適していますので、冷湿布を腫れや痛みがまだ残っている段階で貼ります。

痛みや腫れがしばらくして無くなれば、温湿布を今度は貼ります。

血管は温めることによって拡がり、血液の流れが促されるため、筋肉がほぐれる効果が期待されます。

捻挫・打撲を早く治す方法

捻挫や打撲を早く治す方法は、早めに専門医に診てもらうことです。

裏技を探したいというはやる気持ちもわかりますが、一番は適切な処置を早急に行うことです。

捻挫や打撲は病院以外でも、整骨院や接骨院でも診てもらうことが可能です。

捻挫の場合

捻挫の場合は、整形外科を受診するのがおすすめです。

整骨院でも受診できますが、整形外科の場合は、骨折の疑いがあればレントゲン検査で調べることができます。

軽い程度や骨折していない捻挫の場合は、整骨院を受診するのもいいでしょうが、酷い痛みの場合は骨折の疑いがあるため整形外科がいいでしょう。

骨折したことが分からなくてそのままにすると、治療が遅くなって、骨が変な形に固まることがあります。

打撲の場合

打撲した箇所によって、何科を受診すればいいかは違います。

脚や腕を打撲した場合は、整形外科を受診すると治療を適切に受けられるでしょう。

強く頭部を打撲した場合は、神経や脳の血管が傷ついていることがあります。意識がわずか数分でも無くなった場合は、病院で脳外科があるところを受診しましょう。記憶障害があったり、記憶が無くなったりした場合も同じです。

捻挫と打撲が治らない人

捻挫が治らない場合、癖になっていて再発してしまっているか、日常生活で患部に負担をかけてしまっていて安静に出ていない場合が考えられます。

少し正常に戻ってきたと思っていても、伸びきった靭帯やダメージを受けた腱は簡単には元通りにはなりません。その状態でスポーツを再開したり、歩行で負担をかけたりすると完治までの期間がただ延びるだけです。

打撲が治らない場合は、骨に異常があるかも知れないので病院や整骨院で診てもらうことをおすすめします。

捻挫にも言えることですが、外力が強く働くことで間接や筋肉だけでなく骨までダメージを受けているケースがあります。夜間病院までのレントゲンでは発見されない場合も多々あるためきちんとした診察を受けなければなりません。

当院の捻挫・打撲治療

当院では、整体施術によって捻挫や打撲を治療することが可能です。

同じような痛みに対しても、患者さまの症状やコンディションに合わせて施術を行っていますので患者様それぞれに合ったオーダーメイド治療を進めていますので、お困りの際はまずはご相談ください。