坐骨神経痛
坐骨神経とはどのようなものか?
人は、脳から命令が筋肉に神経を通って伝わり、伸縮することによって体を動かすことができます。
つまり、体を動かすためには、神経が繋がっている必要があります。
坐骨神経というのは、外に腰椎の骨の間から出ています。
ここからお尻を通って、太ももやふくらはぎを経由して足に通っています。
坐骨神経は、太ももの裏のハムストリングという筋肉を動かす際に大切です。
そのため、坐骨神経がお尻や腰で障害を何らか受ければ、いろいろな症状が現れます。
坐骨神経は、太い人の小指ほどもあるもので、非常に長いものです。
坐骨神経痛の要因
坐骨神経痛は、病気の一つの名前ではなく、お尻から脚に現れる痛みを総称したものです。
ここでは、坐骨神経痛の要因の主な疾患についてご紹介しましょう。
腰部椎間板ヘルニア
ヘルニアというのは、内容物が組織から飛び出ている状況です。
椎間板ヘルニアは、髄核という椎間板の内容物が周りの一部の線維輪から外に出て、神経根を押し付けて痛みが起きるものです。
線維輪を髄核が破って出る理由としては、遺伝子が基本的に関係しており、発症関連遺伝子が近年では見つかっています。
そのため、同じ疾患の人が家族の中にいるかも影響すると考えられます。
これ以外の要因としては、環境因子の農作業や重労働などもあります。
腰椎が年を取ると変形することによって腰部脊柱管狭窄症は起きますが、20代〜30代の割合若い年代に腰部椎間板ヘルニアは多く発症します。
背骨は、軟骨組織である椎間板というもので繋がっています。
椎間板は、髄核と線維輪から構成されていますが、線維輪を髄核が破って出て、神経を押さえ付ける脚の痛みの箇所は、ヘルニアが起きる箇所によって違います。
例えば、最も発生が多い第4と第5の腰椎間のヘルニアの場合は、第5腰椎神経根が押さえ付けられるため、足の甲から親指にかけてやふくらはぎの外側にしびれや痛みが現れます。
次に多い第1仙椎と第5腰椎間のヘルニアの場合は、足の裏や小指にかけてふくらはぎの裏側からしびれや痛みが現れます。
ほとんどの場合、左右両側の脚が痛くなるのはまれで、左右いずれか片側の脚が痛くなります。
痛みは座っている方が歩いている際よりも強くなる場合が多く、咳やくしゃみをすれば痛みが脚から腰にかけて現れます。
仰向けになって真っ直ぐに脚を伸ばした状態で上げていけば、傷みのために途中から脚が上がらなくなって、垂直まで上げることはできません。
神経がヘルニアによって強く押し付けられると、「膀胱直腸障害」という排便や排尿が難しくなるものに繋がることがあります。
腰部脊柱管狭窄症
腰椎は、年を取ることによって、トゲ状の椎体にできる変形である椎体骨棘や椎間板狭小化が起きます。
そのため、神経がある脊柱管の中が狭くなって、神経が押さえ付けられるため痛みが起きます。
脊柱管狭窄症は、先天性狭窄症という生まれた時から狭く脊柱管の中がなっているものと、後天性狭窄症という年を取ることによって椎体が変形したために起きるものに分類されます。
発症するのは若年者の場合でもありますが、一般的に、多く発症するのは65歳以上の人になります。
しばらく歩いたり、立ったりすれば、脚や腰が痛くなりますが、腰をちょっとかがめて休むと痛みが無くなって歩けます。
腰部脊柱管狭窄症の症状の特徴的なものは、このような間欠跛行です。
では、血行性間欠性跛行と腰部脊柱管狭窄症はどのような違いがあるのでしょうか?
腰部脊柱管狭窄症は、血液の流れが悪くて起きる血行性間欠性跛行とは楽に自転車に乗れることが違っています。
血行性間欠性跛行の場合は、傷みをペダルをこぐのみでも感じます。
腰部椎間板ヘルニアと同じように、神経が強く押し付けられると、「膀胱直腸障害」という排便や排尿が難しくなるものに繋がることがあります。
坐骨神経痛の症状
足から腰にかけてしびれや痛みがある
主な坐骨神経痛の症状は、下半身のしびれや痛みです。
症状が、足から腰にかけてのいろいろな箇所に現れます。
広く下半身に坐骨神経は伸びているので、症状もいろいろなものがあります。
ほとんどの場合、腰痛に続いて座骨神経痛は現れます。
重い症状の場合は、歩行障害や麻痺も起きます。
コリが腰や背中に現れる
坐骨神経が押し付けられるのは、刺激の腰回りからのものがほとんどです。
坐骨神経痛の場合は、腰、背中、お尻の筋肉が硬くなることによって腰痛が起き、下肢痛が起きる場合が多くあります。
坐骨神経痛が腰痛に続いて起きる時は、コリのようなものが腰や背中、お尻に現れます。
コリがなくても、違和感や突っ張るような感じがあります。
長く症状が継続すると、どのような姿勢でもお尻の周りの筋肉が意識しなくても硬くなって、傷みや重だるさが慢性的になります。
尿漏れが現れる
坐骨神経痛の場合は、ある程度症状によって重さが分かります。
単なる違和感や突っ張りであればまだ問題ありませんが、歩行障害や麻痺、便漏れや尿漏れが現れた場合は相当症状が重くなっています。
症状が重い場合は、整形外科を速やかに受診して、MRI検査、レントゲン検査などで要因を調べて治療を適切に受けましょう。
ストレッチは坐骨神経痛に効果が期待できる
坐骨神経痛を治す際には、下半身や腰部の筋肉の柔らかさが大切になります。
ストレッチは、ゆっくりと筋肉を伸ばすことによって緊張が和らぎ、柔軟性がアップする効果が期待できます。
筋肉を伸ばすポーズをして、そのまま30秒間程度止めます。
ここでは、効果が坐骨神経痛に期待できるいくつかの代表的なストレッチについてご紹介しましょう。
なお、ポーズによっては、適切でなかったり、症状が悪くなったりするようなものもあります。
実際にストレスを行う場合は、整形外科で理学療法士から自分の状態に適したものを直接教えてもらいましょう。
腰部
床に座って足を広げて、片側の膝のみを曲げて逆の足の内側に付けます。
この状態から、手で伸ばした足先を持つように横に体を倒します。
伸張感が腰部から脇腹に感じられるように、頭の上から伸ばした腰側の手は逆の足の方に大きく回します。
臀部
臀部のストレッチは、特に、梨状筋性坐骨神経痛の場合に効果が期待されるものです。
仰向けでお尻の筋肉を伸ばしたい側の足を、自分の胸にあぐらをかくように引き寄せます。
ハムストリングス
片側の膝を伸ばして、伸ばした側の太ももの内側に逆の足を付けて曲げて座ります。
伸ばした側の足先を、両側の手で触れるように伸ばします。
伸張感が伸ばした側の太ももの裏にあるようにします。
まとめ
ここでは、坐骨神経とはどのようなものか? 坐骨神経痛の要因、坐骨神経痛の症状、ストレッチは坐骨神経痛に効果が期待できる、についてご紹介しました。
坐骨神経痛は、病気の一つの名前ではなく、お尻から脚に現れる痛みを総称したものです。
坐骨神経痛の要因の主な疾患としては、腰部椎間板ヘルニア、腰部脊柱管狭窄症があります。
坐骨神経痛の症状としては、足から腰にかけてしびれや痛みがある、コリが腰や背中に現れる、尿漏れが現れることが挙げられます。
ストレッチは坐骨神経痛に効果が期待でき、ゆっくりと筋肉を伸ばすことによって緊張が和らぎ、柔軟性がアップする効果が期待できます。
坐骨神経痛で困った場合は、鶴岡市の鍼灸整骨院に相談してみましょう。
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