- 腰椎椎間板ヘルニア

腰椎椎間板ヘルニアとは

ヘルニアとは、体内の臓器あるいは組織がもともとのところから何らかの要因で出た状態です。

ヘルニアはいろいろな体の部位で起き、部位によって以下の呼ばれ方をします。

  • 頸椎椎間板ヘルニア
  • 腰椎椎間板ヘルニア
  • 鼠径ヘルニア
  • 横隔膜ヘルニア

積木のように重なった骨が人の首から臀部にかけて26個あります。椎間板は、この骨同士の間にあって緩衝材の役割をするものです。

腰椎椎間板ヘルニアは、何らかの要因によって腰の椎間板がもともとのところから出て、神経を押し付けることによってしびれや痛みが現れるようになったものです。

椎間板は若い時期には弾力がありますが、弾力が年を取るにつれて無くなって、力が加わればよく壊れるようになります。

また、腰椎は、頭、腕、胴などの重量を脊椎の下で負担しているので、症状が腰の椎間板によく出るようになります。

腰椎椎間板ヘルニアの症状

飛び出した椎間板によって神経が圧迫され、太ももの裏側やお尻あたりに意味や痺れを感じます。

腰椎椎間板ヘルニアは下半身全体に症状が出る可能性があり、腰やお尻以外にも足まで痛みや痺れが生じる人もいます。

症状の現れ方としては、腰にだけ痛みを感じる場合と、足まで徐々に痛みが広がるパターンもあり様々です。

腰椎椎間板ヘルニアの原因

腰椎椎間板ヘルニアの原因は、腰への負担の積み重ねになります。

日常生活で腰に負担をかけやすいものは以下です。

  • 中腰での作業
  • 慢性的な猫背
  • 長時間の運転
  • 過度なトレーニング

また、直接的な原因となり得るものは以下の4つです。

生活環境

負担が腰にかかる力仕事や立ち仕事などの場合は、腰椎椎間板ヘルニアがよく起きます。

重い荷物を急に持ち上げたりするなど、負荷が腰に急にかかる際は注意しましょう。

また、良くない姿勢でデスクワークなどを行ったり、タクシーなどのように長時間車を運転したりする場合なども、腰椎間板ヘルニアになるリスクがあります。

さらに、喫煙する人も喫煙しない人と比べて、腰椎間板ヘルニアがよく起きます。

というのは、タバコのニコチンが、腰の椎間板の周りの血管を縮めるため、上手く栄養が行き渡らなくて、腰の椎間板が変性するためです。

加齢

骨は年を取るにつれて弾力性が下がってきますが、腰椎間板ヘルニアは若い20代~40代の世代によく起きます。

これは線維輪の弾力性が年を取ることによって下がっても、この中の髄核は、まだ水分が十分に含まれて弾力性があるためです。

力が腰の椎間板に加われば、腰の椎間板の内部の圧力が一時的に高くなるため、髄核が線維輪から外に出る場合があります。

遺伝

体質・体格や骨の造りやなどが、腰椎間板ヘルニアと関係している場合があります。

家族が腰椎間板ヘルニアになったことがある場合は、注意が必要です。

育児

育児している場合は注意しましょう。

育児する際は、オムツをしゃがんで換えたり、ベッドから赤ちゃんを抱き上げたりする時に、負担が腰にかかります。

授乳や抱っこなどは、考えている以上に負担が腰にかかります。

腰椎椎間板ヘルニアの治療方法

腰椎間板ヘルニアを治療する際は、保存療法と手術療法があります。

保存療法は、手術療法以外のブロック注射や投薬、リハビリ、装具療法などです。

手術療法は、神経が腰椎間板ヘルニアで押し付けられるのを直接取り去るということではなく、痛みなどに対する対処療法です。

腰椎椎間板ヘルニアの保存療法

一般的に、重い麻痺などの腰椎椎間板ヘルニア以外は、保存療法をまず選びます。

保存療法のブロック注射、薬物療法、リハビリ、コルセットなどで、症状が軽くなる場合もあります。

しかし、効果が保存療法で現れない、麻痺の進行性のものがある、排尿障害がある、長く強い痛みが継続し支障が日常生活にある、などというような場合は手術療法が検討されます。

腰椎椎間板ヘルニアの手術療法

腰椎間板ヘルニアの手術療法としては、腰の椎間板を直接摘出するもの、ヘルニアにならないために腰の椎間板の圧力をレーザーなどを使って少なくするものがあります。

腰の椎間板を直接摘出する場合は、切開する規模が手術方式によって違ってきます。

手術方式としては、切開を数ミリで行うものから、切開を大きくして器具で固定するものなど、長期間の入院が場合によっては必要なこともあります。

腰の椎間板の圧力をレーザーなどを使って少なくする場合は、ほとんど日帰りで手術を行いますが、重い腰椎椎間板ヘルニアの場合は使えないことが多く、一長一短がそれぞれあります。

一般的に、強い痛みがある場合は、初めは負担が腰にかからないようにします。

最近は、手術療法でも負担が体に少ないものがあります。

従来は、一般的に、切開を数センチ行って骨や筋肉を取り除いていました。

しかし、内視鏡の技術が近年進むことによって、穴を数ミリ開けるのみで、最小限に骨や筋肉に対するダメージをすることができます。

骨や筋肉に対してほとんどダメージが無いので、着目されています。

しかし、最新の機器と熟練した技術が必要であるため、まだ利用できるところは多くないようです。

自然に治るケースもある

特別な処置を行わなくても、安静にしていることで腰椎椎間板ヘルニアは治るケースもあります。

しかし、痛みが引かなかったり悪化させてしまう可能性が高いため、病院や整骨院を受診するのが無難です。

腰椎椎間板ヘルニアのリハビリ

急性の場合はマニュプレーションと呼ばれる手技療法でリハビリを行います。

毛細血管の血行障害を改善させることで、酸素を行き届かせ痛みを和らげていきます。

慢性的なヘルニアの場合は、股関節の柔軟性、腰の柔軟性と筋力強化、体幹トレーニングなど医院によって様々なリハビリ方法がとられますので、個人でリハビリを進めるのではなく専門医指導のもと行いましょう。

腰椎椎間板ヘルニアは完治する

ヘルニアの多くは時間の経過とともに小さくなっていき、痛みが改善していきます。

原因を断たない限り再発の恐れがあるため完治したかどうかは判断が難しいものですが、治療によって症状を改善することは可能です。

ただ再発を繰り返してしまっていたり、症状が数ヶ月(3ヶ月~)も続いている場合は治りづらい身体になっているので治療方法や生活習慣を見直した方が良いかもしれません。

腰椎椎間板ヘルニアになりやすい人

個人によって違っていますが、腰椎椎間板ヘルニアによくなるのは次のような人です。

  • 普段から子育てや仕事などで姿勢が中腰の場合が多い
  • 強く腰を捻ったり、重い荷物を持つたりする場合が多い
  • 猫背などのように姿勢が良くない
  • デスクワークなどで椅子に長時間座っている
  • 腹筋が肥満などで強くない
  • かかとが高いハイヒールなどの靴をよく履いている

特に、負担が腰にかかっていることがいずれの場合にも共通しています。

腰椎椎間板ヘルニアを治療したり、予防したりするためには、生活習慣の改善も大切です。

腰椎椎間板ヘルニアは、神経が押し付けられているため、激しい痛みが現れたり、神経がマヒして自由に足が動かなくなることも最悪の場合はあります。

そのため、腰椎椎間板ヘルニアの疑いがある場合は、早めに医療機関を受診して、治療を早目に行いましょう。

当院の腰椎椎間板ヘルニア治療

当院では、腰椎椎間板ヘルニアの要因に直接アプローチするため、身体の歪みを骨盤矯正によって整えて、全身のバランスをコントロールします。

負担がかかっている筋肉が身体のバランスを整えると緩んで、血液の流れが改善するため、腰椎椎間板ヘルニアも改善してきます。

この施術そのものは当然高い効果が期待できますが、一人ひとりの悩みをしっかりと聞いて、その人に応じた施術をするため早期に症状が改善します。

何回もマッサージや整体院などに通っているが、考えていたほど腰椎椎間板ヘルニアの症状が改善しなかった方でも、根本的な腰椎椎間板ヘルニアを改善によって歪んだ骨盤を戻します。

根本的に治療するため、深層筋のように普通の筋肉マッサージなどではあまりほぐれないものにもアプローチします。

正しいところに骨盤が無ければ、負担が腰の周りの筋肉や腰椎に対して軽くならなく、痛みが酷くなります。

そのままにしておけば、坐骨神経痛、脊椎間狭窄症などになる場合もありますので、お困りの際は当院までご相談ください。